京都メディアフォーラム例会記録(2004.7~2011.12)

京都メディアフォーラム例会記録

第36回 著作物は誰のものか?創作者からの提言 寮美千子さん

第36回メディアフォーラムのお知らせです。

「著作物は誰のものか?創作者からの提言」
  ゲスト 寮美千子〔りょう・みちこ〕さん

メディアの発達に伴い、著作物の可能性は様々な広がりを見せています。国際的には著作権の保護期間を延長する傾向にあり、日本で延長を求める声が高まってきています。
その一方,そもそも著作権保護とはどうあるべきなのか?保護期間の延期が望ましいのかという疑問も上がってきています。「市民は芸術・文化を自由に享受する権利が庶民にはある」と考える作家の寮美千子さんをお招きして、著作権問題について理解を深めるためのお話をしていただきます。童話、絵本作家でもある寮さんといっしょに、出版文化を取り巻く現状と将来について考えてみませんか?

寮美千子〔りょう・みちこ〕さん

1955年生まれ。外務省勤務、コピーライターを経て、1986年毎日童話新人賞最優秀賞受賞、作家活動をはじめる。先住民文化、地球生態学、天文学に興味を持ち、科学技術庁「宇宙開発委員会」員、奈良県ストップ温暖化委員などを歴任。2005年、『楽園の鳥』(講談社)が第33回泉鏡花文学賞を受賞。2006年より著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム発起人。童話、小説、詩、ノンフィクション、翻訳など、多方面で活動。音楽家とのコラボレーションで自作朗読パフォーマンスも行ってきた。 http://ryomichico.net/

 

著作権保護のことを勉強しました。またお越しいただきたいです。まさか、詩人の方がこうした文化政策について積極的に活動されているのは以外でした。(松浦さと子)