田中聡さんをしのぶ夜1−Go To Heaven
関係者の挨拶を見る(9分間)
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土曜日に田中さんがお亡くなりになってから48日目に彼を慕う人々が集まった。司会者を書家俵越山(元越前屋俵太)さんが務めた。彼は、「田中さんと出会ってわずか二ヶ月間で彼が亡くなった。その意味では、ここにいる人の中では最も会っている時間が短い人間」と言いながら、田中さんへの思いにかける並々ならぬ気持ちが表れていた。
実は、精華大での最終授業に俵さんがゲストで参加されるということだったのだが、その二日前に亡くなられたのだった。教務課長の熊谷さんが、このまま授業がなくなるのは残念だと思い、田中さんはおられないが、その代わりに俵さんが授業を務めてくれるように頼んだ。俵さんには、1時間だけでもいいから、と言っていたのだが、彼は3時間以上にわたって授業をされたとのこと。それだけ彼は田中さんに思い入れがあったのだろう。
この夜の最初は、田中さんにゆかりのある人の挨拶が続いた。アルファーステーション社長、伝説的な音楽プロデューサ、田中さんが非常勤講師を務めている京都精華大学と京都造形大学、高校時代の友人、黒谷のお寺住職に続き、歌手の佐野元春さんが詩の朗読をした。詩人であった田中さんにふさわしい出し物であった。
田中聡さんをしのぶ夜2−Go To Heaven
アーティストの演奏を見る(8分間)
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後半は、ミュージシャンのライブやパフォーマンスが繰り広げられた。オープニングクラウド、矢野真紀、ザッハトルテ、ジェスカグランベール、ロボピッチャーの加藤隆生さん、空中ループ、など田中さんが育てた、あるいはゆかりのある若手グループたちが彼らの思いの丈をぶつけてくれた。
催しが終わっても、みんななかなか帰らない。もちろん、この夜は雪が降り続いていたので、早めに帰らないといけないという参加者もいたが、私はむしろ田中さんの気持ちを受け止めるためには、最後まで残って参加者との出会いを大切にした。彼が語っていた定年後の夢を、彼が全うすることはできなかったが、それはわれわれが引き継ぐべきことだと思う。
ありがとう、田中聡さん!