京都メディアフォーラム例会記録(2004.7~2011.12)

京都メディアフォーラム例会記録

2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

少し面白くなってきた

私のゼミは、他のゼミとは違って、あらかじめ厳しいということを告げて、同時に、技術力などの実力をつけることを前提とすると言っている。それを承知でゼミに入ってくるはずなのだが、実際はそうではない学生もいる。ここで教員と学生双方に思惑の違いが生…

きっとうまくいく

8時前になったので帰宅しようと研究室を出たら、うしろで物音がして振り向くと背の高い学生がいた。なにか急いで相談したそうだったので戻って話しを聞くことにした。初めて会う学生だった。別の学科の四回生だとのことで、出版や新聞社への就職を考えてい…

法善寺横丁

2002年9月と2003年4月の二度の火災によって、有名な飲食店や飲み屋がほぼ被災した。それが次第に復興してきてかつての賑わいを取り戻していた。もっともかつてのちょっと雑然とした風情がうすれたが、そこにある店は相変わらずの賑わいを見せている。横丁…

世界情報社会サミット(WSIS)と私たち

科研のショックを醒ますためというわけではないが、以前から予定していた出張に出かけた。ショックの効果は出張費に表れる。夜行バスの往復ということになった。出張の目的は、JCAFEが二ヶ月に一回開催されているサロンに参加することである。今回は代表の浜…

がっくり

学者の研究活動は、大学から支給される研究費だけでは賄えない。こうした傾向は、理科系の学者の場合にはかなり深刻であるが、文科系の私も通信設備を使った研究をする関係で無縁ではない。科学研究費という研究助成金は、金額も大きく、かなり重要である。…

ますは情報収集から

今日は、二回生のゼミだった。このゼミは、基礎ゼミだが、専門ゼミの準備期間というわかりにくい位置づけである。そこで、まずはゼミのテーマに関する知識や情報量を増やして、自分なりに解釈できる習慣を身につけようと思っている。NPO、Net News、国際情勢…

Retired Weapons Art Project始動

以前お伝えした表記プロジェクト(http://www.retired.jp/)が一気に動きそうだ。 5月には主催者がオランダに行くとのこと。 ポートランドでもプロジェクト開催が決定。昨日、主催者の一人が講義で概要を説明していた。その後、講義の裏方を務めているメンバ…

大講義でのグループワーク

三月終わりに、京都大学で大学教育研究フォーラムが開催された。その分科会の一つに久留米大学の安永悟さんが基礎ゼミの実践を報告されていた。 教育心理学者の安永さんを中心に、非専門家による多人数の教員集団を率いて、日本語表現法などの講義を実施され…

いつもながらアイデアをもらっている

早稲田大学の向後千春さんの日記サイトが三月半ばで中断されたことは既に述べた。 10年近くWeb日記を続けてきた強者なので辞めることはないと断った上での中断だった。予告通り、四月から再出発している。タイトル以外大幅に変わったことはないように思う…

コツコツと別のことをする

先日、大学教育の研究会で長く一緒に議論している方から献本して頂いた。その方は、大学教育の他には、情報教育を担当されていて、その分野での業績もある。しかし、今回献本して頂いたのは、環境論の業績である。もし大学教育の分野だけでの知りあいであれ…

専門は一つでない方がいい

伝統的な大学教員の養成システムは、単線的であった。 つまり、わが国の大学院博士課程単位取得退学後に大学教員になるのが一般的であった。そこでは、指導教員やその出身大学・専門分野の伝統を継承しながら、研究者としての知識にとどまらず、研究者のライ…

自分のことだと忘れてしまう

ゼミの運営について、あれこれ考えている。基礎演習では、意欲のわかない学生をできるだけついてこられるようにあらゆる努力をしている。だが、専門演習は、就職時期に近づいてきているので、少し異なった厳しさを前提にしている。つまり、ゼミを希望する学…

いろいろ訪問できるのが楽しい

日本語表現法に関する報告や原稿を書いていると、それ自体のおもしろさはあるにしても、実はもっと楽しいことがある。それは、読者や聴衆の方が質問していただいたり、コンタクトを取りに来て頂くことだ。そして、場合によれば、原稿や報告を依頼されたりす…