京都メディアフォーラム例会記録(2004.7~2011.12)

京都メディアフォーラム例会記録

米国テレビ報道は、米国世論を戦争に向けたのか?

ytsutsui2006-03-09

魚住真司さんのお話をダウンロードする
 ひさしぶりのPodcastingです。いつもは講演の模様をそのまま発信するだけでしたが、今回は少し工夫しました。まず、「つつい・ぽっど・めでぃあ」のイントロ音楽(ジングル)を入れて、その後に、筒井の前説が入り、その後に約1時間の講演模様を入れました。それではお聞き下さい。

テーマ=

イラク戦争開戦3周年・イタリア人ジャーナリスト襲撃事件1周年
 「米国テレビニュースの言質から見えてくるもの
 「Fox News」と「CBS Evening News」の比較を事例として」

日時=2006年3月6日(月)午後7時〜9時
場所=京都三条ラジオカフェ
お話=魚住真司さん(関西外国語大学助教授)
経歴:1965年尼崎市生まれ。米国シアトル市で育つ。NHK報道カメラマンを経て、現職。2004年〜2005年までワシントンDCに滞在。


あらすじ:
イラク戦争長期化やブッシュ再選は、「Fox News」による米国市民のミスリーディングが一因とも言われる。事実、メリーランド大学の研究など各種調査でも「Fox News」の視聴者は、事実誤認が多く、イラク戦争を肯定する傾向があるとの結果が出ている。
 今回は、2005年3月にバグダッドで起きた米軍によるイタリア人ジャーナリスト搭乗車襲撃事件を題材に、その報道のされ方が、米国の伝統的な放送ジャーナリズムのあり方と、どのように違うのか分析することによって、「Fox News」の世論形成の手法を明らかにする。
 なお、講演の中で使用された「Fox News」と「CBS Evening News」のオリジナル映像は、以下のサイトから見ることができます(3月末までの期限付き)。
Wild Fireサイト:http://www.hi-ho.ne.jp/~uozumi/