京都メディアフォーラム例会記録(2004.7~2011.12)

京都メディアフォーラム例会記録

計画を並べておこう

前期の成績も提出したので、そろそろ夏の研究計画に取りかからないといけない。

一つは、日本語表現法の回顧と展望について。これは、先日の学会で企画したシンポジウムをベースにして論文形式で投稿するものである。他のパネリストの方との連名であるが、私が原案を仕上げて、投稿前に点検してもらうという手はずになっている。今月末が期限。

二つめは、書き下ろし本の執筆準備。NPO、メディア、社会をキーワードにした書籍の予定。テーマや章立てを決めるのに難渋している。メディア論で終わるのも嫌だし、NPOだけでも嫌だし。できれば、他の要素も入れたいと思っている。新奇性と普遍性との兼ね合いがなかなか決まらない。概要を早急に提出しないといけない。

三つ目は、インターネット・ガバナンスの現状分析である。科研の研究チームの分担報告である。ドメインの管理をめぐっての国家間の争い、南北問題、国家と非国家的行為体との関係、それにボランティアリズムと組織的な管理とのせめぎ合いなどがここ数年一気に表面化している。今年9〜11月にアフリカ・チュニジアで世界情報社会サミットWSIS)が開かれるが、それに向けたアクターの動向とその課題についてまとめる。これは、10月の科研報告会が期限。

四つ目は、アカデミック・ジャパニーズの挑戦共著本の執筆。日本語教育者が市民に向けたことばの問題提起をおこなう意図で構想されている。ここ数年日本語教育者との共同作業で生まれてきた企画である。10月末期限の原稿とその後の座談会準備である。

五つ目は、日本語表現法の講義準備。2001年に講義をする機会がなくなって以来の久しぶりの講義を頼まれた。最新の傾向を盛り込みながら、学生の心に備わっている意欲を引き出すことが使命である。そろそろ教案を作成しないといけない。

他に講義準備はあるが、これについては省略するとしても、夏に準備すべきことが意外に多いことに驚いた。でも、ありがたい機会なので、みっちり取り組もう。