京都メディアフォーラム例会記録(2004.7~2011.12)

京都メディアフォーラム例会記録

きっとうまくいく

大原三千院万灯会

 お盆間近になり、通常業務も停止し、おまけに大学サイトやメールサーバが停止しているので、こういう時には、季節の行事に出かけるのにかぎる。

京都に住んでいても、大原などの観光地へは滅多にいかない。しかし、この日は、大原・三千院の拝観料が無料なのででかけたら、なんと周辺の民間駐車場も無料とのこと。大原全体の貴重な行事であるのだろう。赤シソジュースも無料でいただき、人々を迎え入れて信仰を深める寺院らしい振る舞いに感激した。

公開された秘仏や道沿いに並べられたろうそくの光が参拝者を誘う。折しも小雨が降り、周辺の山々には霧が立ちこめ、世俗を離れた信仰の里を演出していた。

ところで、夏期休暇期間中には、ゼミ生や学生諸君はどうしているのだろうか。自分の課題について調査している学生はうまくいっているだろうか。あるいは、インターンシップで広告制作会社などに行っている学生もうまくやっているだろうか。私も若干関わっただけによけいに心配になる。

現地に出かけたり、インターンに行ったりする場合には、受け入れ先が学生をどう判断するかが重要である。もちろん、建前上は、学生の調査のためとか、学生のやりがいを求めて、という学生側の達成感を前面に出すが、実際には現地や会社にどれだけ認められるかが鍵となる。忙しい職場であればこそ、人間としての基本的な姿勢が問われることになる。基本的な姿勢とは、そんなに難しいことではないが、だからこそ欠かしてはいけないことである。

時間に遅れない。約束を守る。誠実に対応する、など。

学生諸君には大変だと思うが、なんとか超えるようにしてもらいたい。もう後戻りができないのだから。

きっとうまくいくと信じていくことにしよう。
過去を思い、現在を確かめ、未来を創るために。