京都メディアフォーラム例会記録(2004.7~2011.12)

京都メディアフォーラム例会記録

オープンキャンパスでゼミ体験を実践

夏に近づいたら、高校生の大学訪問を盛んになる。本日は、二度目のオープンキャンパスが実施され、私が「ゼミってなんだろう? ―総合人文学科の学び体験―」を担当しました。


有力な教員が集まったので、こちらも張り切っていました。私は、「コピーライターになろう−心をつかむ広告をつくる−」というテーマで、高校生に広告の原理を説明した上で、高校生が広告を作る作業をしてもらいました。講師を担当する私が最初に正解を言うのではなく、高校生の話から正解を生み出すように工夫しました。


説明する前に、まず参加者にA4用紙に書いてもらって自己紹介をしてもらった上で、授業を始めました。説明の最初に、「広告とは何?」を話しましたが、これも参加者に書いてもらった上で進めていきました。
レジュメは、ここにあります。


導入部を急がず、参加者の身体性を伴うアクティビティーを経ながら、コンテンツに入っていくと方法は、大学教育学会でのラウンドテーブルでの経験があったからです。ゼミの進行は、以下の通りでした。

  1. 広告とは何?
  2. 広告を知ろう
  3. 広告の事例
  4. 自分で広告を創ってみよう
  5. 振り返り


参加者は、自分で広告を作る、ということに最初とまどいがあったようですが、学生スタッフが少しアドバイスをすると、すぐに創造力が沸くようで、なかなかの出来でした。


創作テーマは、精華大学を紹介するということでした。それぞれの作品を紹介し合いながら、最後には人気投票をしました。
最高得点を得た作品は、


「大人だけど子供。
自由な大人になろう」


でした。


制作者曰く、精華大には子供のような創造的な教職員がたくさんいる。それを高校生に伝えたかったとのこと。


短時間で作り上げたにしては、面白い作品でした。


優秀な学生スタッフの支援と、参加者の創造的な活動に助けられました。