京都メディアフォーラム例会記録(2004.7~2011.12)

京都メディアフォーラム例会記録

第11回 多民族・多文化共生社会へ向けて~メディアができること(その1) 日比野 純一さん(エフエムわぃわぃ)

多民族・多文化共生社会へ向けて~メディアができること(その1)

●日時●
2005年6月13日(月)午後7時~9時(開場 午後6時30分)
※月例会後、引き続き懇親会(二次会)を予定しています(午後10時30分終了)
●場所●
京都三条ラジオカフェ店舗(三条通御幸町角1928ビル1階)
●お話●
日比野 純一(ひびの じゅんいち)さん
1962年東京都生まれ。水産大学校で学んだあと、新聞記者に。
阪神淡路大震災1年後の1996年1月、日本初の本格的な多言語・多文化コミュニティ放送局FMわぃわぃ」の設立に参画。日本語、韓国・朝鮮語、中国語、ポルトガル語タガログ語ベトナム語、スペイン語、英語の8言語で地域の人々へ向けた放送を行う。また、ラジオだけでなく、ケーブルテレビ、インターネット放送などさまざまなメディアを駆使しながら、神戸市長田区~世界を視野に入れ、多民族・多文化共生社会へむけた取り組みを続けている。
現在、(株)エフエムわぃわぃ取締役、NPO法人たかとりコミュニティセンター専務理事、ツール・ド・コミュニケーション代表。

 

コミュニティFMについての研究会にお誘いいただき、神戸にときどき通っていました。10言語の放送は、ほかのコミュニティ放送には真似ができません。授業によくおいでいただいていましたが、ついに日比野さんが研究の一環としてAMARC世界コミュニティラジオ放送連盟のヨルダン大会におでかけになったことが、のちにAMARC Japan(日本協議会)の発足につながります。『非営利放送とは何か』で執筆いただいて、その後、龍谷大学創設370周年記念にAMARC世界理事長を英国からお招きするときに、哲郎さんとともに、ご活躍くださいました。そののち、FMわぃわぃは、NPOになります。今もそこに、日本中のコミュニティFMの方々が視察に訪れます。(松浦さと子)

 

 

神戸長田のFMわぃわぃから日比野純一をお呼びして、多民族・多文化共生社会への取り組みを学びました。 「京都三条ラジオカフェ」で国際的な連携を計ろうと、「AMARC(世界コミュニティラジオ放送連盟)」に日本で初めて加盟したのは、開局間もない頃でした。当時、ラジオカフェにいた松浦哲郎さんが大活躍した分野です。 今は京都を離れ、日比野さんの「FMわぃわぃ」が中心となりお世話されていますが、旺盛な国際活動で各地の震災支援を続ける姿に驚かされます。(福井文雄)