京都メディアフォーラム例会記録(2004.7~2011.12)

京都メディアフォーラム例会記録

第3回 京都からの発信3 小原 啓渡 さん(劇場プロデューサー、アートコンプレックス1928プロ デューサー)

「京都からの発信を考える/Vol.3」
●日時● 2004年9月6日(月)午後7時~9時
●場所● 京都三条ラジオカフェ店舗(三条通御幸町角1928ビル1階)
●お話● 小原 啓渡 さん(劇場プロデューサー、アートコンプレックス1928プロ
デューサー)
1960年 兵庫県生まれ。同志社大学法学部政治学科中退後、約1年間インドで放浪生
活を送る。帰国後、照明技術者として舞台の世界へ。1992年~1998年 日仏共同プロ
ジェクト「MATOMA」テクニカルディレクター。
1999年 アートコンプレックス1928を立ち上げ、同プロデューサーに就任。長期滞在
アーティストのための宿泊施設「アーティスト・イン・レジデンス京都」の運営など
芸術環境整備活動に尽力。また、「京都にブロードウェイをつくりたい」と叫びつ
つ、2003年頃より投資家が舞台公演に出資し収益が上がると配当を受けるシステム
「文化事業支援ファンド」を始動。「エンジェルシステム」と呼ばれるこの制度で、
困難と言われる小劇団のロングラン公演を連続して成功させる。今回は、直前まで滞
在するラスベガス報告を織り交ぜつつ、京都からのステージアートの発信を熱く語
る。

 

 小原啓渡さんは、当時「京都三条ラジオカフェ」があった1928ビル(旧毎日新聞京都支局ビル)の3階にある「ART COMPLEX 1928」の統括プロデューサーでした。今もたまにお会いしますが、現在は大阪でも活躍する有名な芸術プロデューサーです。同じ場所から「京都からの発信」を担う同志的な友情を感じていました。(福井文雄)